専門的なこと
2009年12月07日
木の住まいって・・・・・。
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だんだん冬らしくなって参りまして、暖かいおウチでヌクヌクしているのが、とても幸せ^^っと感じる今日この頃でございます。

 

無垢の木をふんだんに使った家は、木が生きておりまして、空気が乾燥したり、湿気たりすると、水を吐き出したり吸ったりしてくれて、目には見えませんがその時の室内の状況を考え調湿してくれております。

 

その為、高気密・高断熱住宅が主流となっている現代、室内が異常に乾燥するため、昔に比べて木材の割れが早く進み、新築して間も無く、静まり返った夜「パチッ」とか「バギッ」とか「ピキッ」とか、心霊現象を思わせる不審な音がすることがあります。聞いた事のある人も居ると思いますが、それは木が割れている音で、何ら心配はございません^^。逆に合板を多く使った家では、木が割れる音はしませんので、ある意味安全の証拠となる音でございます。

そして、この割れた柱で家を支えられるか?という不安を持たれる方も多いと思いますが、色々な専門機関で実験をした結果、木に割れがあっても『強度は保たれる』という結果が出ております。なので・・・もし割れた柱があるお宅の方!心配無用でございます。

 

メーカーさんとしては、木材の乾燥技術について色々研究したり開発したりしておりますが、自然を相手にするので『これだ!!!』という決定打が無いのが現状です。

 

自然素材を使うという事は、自然と共生する事なんですねぇ~。

 

大自然の恵みをふんだんに味わえる空間に感謝です。